要介護への進行を予防しよう

高齢化が進む日本では、だれであっても介護という問題から離れることはできないため、どのような介護があるのかを知ることが重要です。
しかし、介護というものはある日突然必要となるものでもありません。
健常な状態から、介護が必要となる状態に至るまで、段階的に進んでいくものです。
この健常な状態から介護が必要な状態に至るまでの中間的な段階をフレイルと呼んでいます。
自分らしく自立して生活していくためには、このフレイルの状態から介護を必要とする状態にならないように予防すること、あるいはフレイルから健常な状態へと戻ることが必要です。
フレイルの状態から予防をするためには、フレイルの具体的な状況を知ることが必要となります。
具体的にフレイルの状態をあげるとすると、まず身体的な変化があげられます。
半年間で2,3キロほど減少する体重減少や握力の低下、歩行が遅くなる、どことない疲労感があるといった症状があるならば、フレイルの危険性があるので注意が必要です。
身体的変化のほかに、認知機能の低下やうつなどもその兆候です。
フレイルとなってしまう原因は、様々ですが、主なものとしては運動不足や社会的な孤立などがあげられます。
そのため、フレイルから介護必要段階へと移行することを予防するためには、まず社会的なつながりを持ち続けることが必要です。
そして、生活習慣病を予防するということも必要となります。
規則正しい生活を行い、健康的な生活を心掛けることがフレイルの予防に繋がるでしょう。